医者が良いと言えば…(`Δ´)
10月から、先発医薬品を希望すると後発医薬品(ジェネリック医薬品)との差額の一部を負担しなくてはならない制度が始まりましたが、昨日、薬局から連絡が来て、「新しい制度をご説明したら、先生が良いと言えば負担はかからないんだね?」的な解釈をしてお帰りになられる方がかなり出てきているとのこと。
確かに、「医師が、飲み合わせや副作用などの医療上の理由から先発品が必要と判断したり、薬局に後発薬の在庫がなかったりした場合は、新制度は適用されず、負担額は増えない。」となっていますが、誰でも適応される訳ではなく…というか、ほとんどの方はその適応にはならない訳でして、、私も国の方針ですので、当然ですが「誰にでも」という訳にはいきません。
国の方針に従わず、誰にでも「先発医薬品の必要がある」と記載すれば、査定されてしまって保険適応とされず、御存知ないかも知れませんが、その査定された分の薬剤費は薬局ではなく、クリニックの収入から負担することになるわけでして。
後発医薬品にしたら副作用が出たとか、効き目が明らかに落ちたとか、そういう事実があるのにそういったニュースは一切流させない大日本帝国ですので、現場の医者にその代償を負わせるのはご勘弁下さいませ。m(_ _)m
療養計画書にサインさせるとか、医者が良いと言えばとか、患者さんとの信頼関係を損ねるような制度の連発、、。その上、医療機関や薬局、介護事業所の倒産が過去最高で、、こんな日本で良いのでしょうか?
今度の選挙、もはや、今の国の制度を根本から引っくり返して、医療や介護を最優先するような政党に入れましょうよ!
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20241008-OYT1T50061/?from=smtnews