コロナと熱中症の嵐

 昨日は当院だけでコロナ陽性患者さんが14名でした。じわじわと増え続けてきていたのですが、このところの増え方はちょいとヤバいんでないかぃ?

 昼に往診に車で10分くらいの所に出掛けただけなのに、救急車に3台も出くわしたので、熱中症とコロナのせいで、救急車を呼んでいる方がかなり多かったのでしょうか?救急車は足りているのだろうか?

 まだ7月が始まったばかりで、これから9月中旬くらいまでこの灼熱地獄が続くであろうこの時期に、コロナの流行が重なるなんて、、。

 こんな時に、先日お書きした、全国の内科医のモチベーションが下がりまくりの「高血圧、糖尿病、脂質異常症の方にお渡しする療養計画書」のせいで外来の手間と時間(それを準備するコストまで)が増え続けているのが、このコロナ激増の波が襲ってきていて、診療に影響が出ないと良いけど…というか、もう超~~~出始めていますけど。

 円安で、海外から輸入する原材料が高騰していて、薬を作るのにコストがどんどん上がっているのに、医療費削減のために国が薬価を下げ過ぎていて、製薬会社が利益が出ないために薬を作れず、大切な薬がどんどん無くなっている現状は、メディアは国から報道規制されているのか全く国民に知らされていませんが、コロナがこの勢いで増え始めると、咳止めがない!解熱剤がない!なんてことが再び、、もう間もなく始まります。

 医療費削減、介護報酬削減…そんな中でコロナが再流行、熱中症続出。そして医療機関や介護事業所の廃業や倒産が相次いでいる現状もあって、よほどの敏腕政治家が大鉈を振るって大きく方向転換しないと、医療と介護の崩壊が加速して、取り返しのつかないことに絶対になりますから。

 必要なことに対して、絶対にやってはいけない政策を継続しているのに、それを誰も止められないってのはどうなのさ?

 あたしゃ、今日も現場で必死に目の前の患者さんの笑顔のためにがんばりますので、政治家の皆さん!どうかお願いします!医療と介護を大切に扱って下さい。m(_ _)m

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