当たり前は当たり前じゃない…
夏休みで一週間担当を外れる医師に、患者さんのご家族から「先生はこんな時にお気楽で良いわね、私達が病気で戦ってこんなに苦しんでいるのに…。」と言われたという記事を見ました。
気持ちは分かりますけど、医者とはいえ、家族もいればストレスから解放されたい時もあるし、、24時間365日ずっと医者でいられるわけもなく…。
私は相模原メディカルセンターでの休日診療を月に二回、ゴールデンウィークや年末年始も入れると、一年のうちの30日程度、休みを犠牲にして働いています。
健康でいると気づかないと思いますけど、病気になっても24時間どこかで診てもらえるこの国の有り難さ…。人というのは、「有り難さ」を忘れると「当たり前」になってしまうもので、休日診療を頑張っている医者に対して、無理な要求をしたり、当たり散らしたり喧嘩腰になったりする患者さんも少なからずいて…。
まあ、話があちこちいきましたけど、おじちゃんは、「医者も人間なんですよ…」ということを言いたいのかな?_(^^;)ゞ
どんな仕事でもそうですけど、自分が休みでストレスを発散している時に、その裏側には必ずストレスと戦いながら頑張っている人がいるという事を忘れずに生きないと。
電気やガスや水道が普通に供給されているのは、誰かの努力のお陰なんです。優しさや人の努力が「当たり前」になってしまったら社会は成り立ちませんからねぇ。(^-^ゞ