昨日のメディカル

 昨日は朝の9時から夕方5時まで、メディカルセンターで日勤でした。

 「発熱患者さんは私が診ます!」と宣言して、小児科も含めて、午前中は3時間で怒涛の49名、午後は29名、合計78名、ほぼ5分に一人のペースでした。

 メディカルセンターで抗原検査が出来れば、その場でどんどん診断して安心させてあげられるのですが…。

 昨日は、「インフルエンザの人が近くにいたから調べて欲しい!」という方や、「溶連菌にかかった時と症状が似ているから調べて欲しい!」というお子さんがいて、メディカルセンターでは飛沫が飛ぶからといって、どちらも検査していないためにもどかしい思いをしました。(なにげにインフルエンザの報告も若干ありますからねぇ…。)

 これだけ流行している中で、早期診断早期治療の大原則が出来ない施設ってどうなのさ?もう職員も反対しないから、外来でインフルエンザとコロナの検査が同時に出来る抗原検査を、私が提案した安全に検査出来るブース(下記の写真の物)を利用して、患者さんの待合室での待機時間を出来るだけ短く、高齢者にPCRの結果は二日後です…では間に合いませんので、スピーディーにどんどん行うようにすれば良いのに(理事のお偉方、実物のブースの検証すらしない)…。これからお年寄りの感染が増えてきたら、診断のスピードが命!もう防戦一方では戦えませんからねぇ。

 そういえば、私が市に提言した返信が来て、「高齢者の感染対策の具体的な策を言って欲しい!」と言われたので、自分じゃ考えないんかぁ~い!と思いつつ、、。

 以下、返信内容…

 ~今後、必ず高齢者に感染がシフトしてきます。新規感染者の年齢をチェックしながら、65歳以上の高齢者の方の感染が増えてきたら(目安として10%以上)、対策として、その時、電話予約などの取り合いに高齢者が勝てるはずもないため…

1、65歳以上の方のために、発熱外来をしている医療機関はそれぞれ1日3~5人分の高齢者枠をもうける。

2、保健所に高齢者の発熱の方から相談があった場合、その3~5人の枠に保健所から予約が出来るようにする。

 この2点だけでも、かなりの高齢者の方の重症化を予見出来ると思いますので、市でもシステムとしてご検討いただき、それを医師会側にも提案していただきたいと思います。~

 高齢者が発熱外来にかかれない!という事では困るので、こんな感じで返信しておきました。

 昨日も、3名ほど高齢者の発熱の方がいらしたので、これからどんどん高齢者へシフトしていくと考えられるので、早く対策して欲しいものです。

 ただ意見して自分は何もしないのでは説得力がないので、来週の日曜日もメディカルの日勤の当番を志願しておきました。(^-^ゞ

 早くピークアウトしてくれ…(^人^)

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