絶滅危惧種
今日から世間は三連休ですね。
初日から大雨の模様で、交通機関に影響がなければ良いのですが…。
私は今日は通常診療で、明日はメディカルセンターの日勤の当番医です。
メディカルセンターの当番医は、開業して医師会に入会したすぐの時は皆さん快く協力して下さるのですが、いつの間に辞めてしまうパターンが多くて、特に日曜祭日はやる人がいなくて、決まった人だけで回している感じです(私は今度の正月も1日と2日に入っております)。
「医師会の会員だけでやる!」という意気込みで始まったメディカルセンター事業ですが、特に小児科からだんだんと大学病院の先生に頼らないといけなくなり、今や、内科や外科も人手が足りなくてこのまま医師会だけでやるのは不可能な状態です。
胃癌検診も、バリウムの時代から胃カメラの時代になってきて、消化器専門の医者ですら「バリウムなんてやったことない!」なんていう先生が増えてきたため、検診でのバリウムの所見を読める医者が10名以下となり、もはや絶滅危惧種となってきております。
学校医も、報酬がとても少ないわりに一度に何百人も検診しないといけないからなのか、やり手がいなくて…。
昔の医者は「俺がやる!」という熱い方が多かったのですが、今では医師会の会員であるメリットは欲しいが、「役職や当番などの面倒な事は致しません!」というドクターXでの米倉涼子のような姿勢の方が多くて…。┐(‘~`;)┌
時代なのですかねぇ。
偏差値だけで医者になる人が増えてから?目の前の人の悩みを我が事と思えるような熱い医者が減りました…。
医師会事業も、誰かがやればそれで良いんじゃない?的な考えの方が増えてきているし。
医師会のトップも、腫れ物には触れないが、その椅子には座っていたいような感じで、会員に嫌われるような問題には触れない姿勢だし…。
ということで、絶滅危惧種である私は年間で30日分くらいメディカルセンターで働き、胃癌検診、学校医、介護審査会、災害対策委員会、地域ケアサポート医、認知症サポート医…等々、医師会が困っていれば出来るだけ手挙げをして頑張っております!(それでも会長に嫌われているぅ~♪)
だからなんなのさ、、という感じの今朝のコラムでした。_(^^;)ゞ