睡眠薬の処方は本当に難しい

 日曜日のメディカルセンターの当番でコロナが激減したと思っていたのですが、この月曜日に7名、火曜日に5名陽性者がいて、、。

 やはり、週末に出歩いて遊んで日曜日や月曜日に発熱してクリニックに来る “月コロさん” のパターンは崩れていませんねぇ。

 吐いたり下したりのウイルス性胃腸炎は急増中ですのでご注意を!(^-^ゞ

 高齢者の方、特に女性で不眠を訴える方がとても多いのですが、お顔を拝見すると全く不眠の顔をしていないのですが、睡眠薬をすごく欲しがるので、一生懸命に諭して断るようにしています。

 夜中にトイレに起きる事が多い高齢者に安易に睡眠薬をお出しすると、夜中に起き出した時にふらついて転んで骨折…なんて事がよくあるので。

 「昼寝する暇もないくらい忙しいのですか?」と聞くと大概「いやそんなことは…。」とおっしゃるので、昼寝をお薦めしておりますが、中には、「私、昼寝って絶対に出来ないのよ!」とがんばる方もいて…(後々、ご家族がいらした時にお聞きすると、めちゃくちゃ昼寝してますよ!なんて事が多くて)。

 医者なので寝不足の方のお顔というのは分かるのですが、不眠を訴える方に寝不足の顔をされている方は皆無と言って良いほどいません。逆に寝られていないお顔をされている方はご自分から寝不足と言わない方が多くて、こちらから「寝られていないのではないですか?」と声をかける事がしばしば。

 余談ですが、「苦しいから早く診てくれ!」という若い方に酸素が低い方はほぼいなくて、高齢者で「苦しくないです、大丈夫です。」という方で肩で息をしている低酸素の方は多いです。患者さんの訴えを見極めるのって大変…。

 そして、睡眠薬の処方って、本当に難しい…。ヽ(^o^;)ノ

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