鼻かみ法
「家族がコロナになって以降、心配で心配で、毎日毎日市販の検査キットで検査して陰性なのに、症状が良くならないから来ました。」という方がいらして、当院で検査してあっさりコロナ陽性…(@_@)
結果に驚いて「えええっ!じゃああの検査キット、高いのにいい加減なんだ!」と怒りの言葉を発する…なんてことがしばしばあります。
こんな感じで家で陰性、クリニックで陽性なんてことは当たり前のようにあります(逆に家で陽性の人はクリニックでも100%陽性です)。
なぜかというと、きちんと鼻の奥の粘膜まで綿棒が到達出来ていないから。でも、自分で鼻の奥まで綿棒を突っ込んで採取するなんて、自分ではほぼ出来ないと思います。
そんな時は鼻かみ法で!
ティッシュではなく、ラップで鼻をかんで鼻水を採取して、キットの綿棒に絡めて検査をして下さい。鼻水が出ない人はティッシュで作ったこよりなどで鼻を刺激してくしゃみを連発しているうちに出てくるかと。
外来で綿棒を入れられるのが嫌で泣き叫ぶ子どもさんには、当院では鼻かみ法で採取していますが、綿棒を突っ込むやり方と遜色ない感じですので、大人でもこの方法の方が楽ですし、ご自分で綿棒を突っ込むより精度は増すと思います。
ただ、外来での鼻かみ法は大人の方は勘弁して下さい…紙は職員がお手製で作っているので限りがございますので。_(^^;)ゞ
※写真は鼻かみとは全く関係ございません。(^_^;)