第五類になって…

 第五類に移行して患者さん側で変わった事といえば、これまでコロナの診断にかかる検査費用の部分が無料だったのが、コロナとインフルエンザの抗原検査を同時にしたとして3割負担で3500円程度(コロナの抗原検査を単独でして3200円程度)の負担額が生じることです。

 あとは、発症の翌日から数えて7日間の療養期間だったのが、インフルエンザと同じ5日間になったことですが、最低でも7日間はまだ人にうつす可能性があるので、職場などで臨機応変に配慮が必要かと…。

 あと、扱いがインフルエンザと同じということは、濃厚接触者という概念が無くなるので、家族にコロナの方がいても、出勤や登校が可能となります。…家族内での感染はまだまだあるので、これは今は一番怖いかも…。((( ;゚Д゚)))
 
 そして、発熱外来というものが無くなるので、法的にはどこの医療機関でも診ることが出来るのですが、これまで診ていない医療機関が急に診ろと言われても、症状に対する説明や合併症に対する説明、重症化のリスク管理や治療薬の選定などの課題は多く、実際には戦々恐々として今後も発熱患者さんをお断りし続けるところもあるでしょうね。

 攻撃は最大の防御なり!病気をいち早く知って戦うということは患者さんを守れるということ!

 正直、日本中でこんなにたくさんの先生方が発熱外来に協力しないなんて、医者として…というか、日本人として凄くショックでした。

 出来ない理由なんていくらでもある。でも、医者が患者を診ないということは、火事場に行かない消防士と同じ!診られない立場の先生はともかく、診られる立場のお医者さんが、このコロナの流行をきっかけに、これから先のパンデミックに対して逃げずに積極的に戦うことを期待したいですね。
 
 医師会も、一部の(小児科の)先生の反対が強くて出来なかった…ではなく、相模原市で2割しかいない発熱外来の協力医療機関の全面的な援護射撃に徹するべきだったのでは?と思うのですが、今後の事を考えて強く主張していきたいと思います。

 第五類になった昨日は雨でしたが、今朝は気持ちよく晴れましたねぇ!\(^-^)/

 ゴールデンウィークも終わったことだし、休みが終わった絶望感ではなく、たくさん休めて幸せだったぁ~!と思って、気合い入れて頑張っていきましょうねぇ!(^o^ゞ