大倉くん
小学生の頃、家が厳しくて、お小遣いも1日10円なんて感じだったのですが、私立の小学校に通っていた…いや、通わされていたので、皆さんある程度裕福で、何かのイベントがあった帰りに友達数人でマクドナルドに寄っていこうということに…。
お金がないと言えなかった私は、唯一買える値段だった牛乳(たしか80円?)を頼んで…。
席につくとみんな美味しそうにハンバーガーやらポテトやらを食べはじめて…。
小学生なので皆さん素直に「おーちゃん(私のあだ名)、食べないの?」なんて聞いてくれちゃうので、「うん、お腹空いてないんだ。」なんて答えたけなげな少年だった私…。
そんな中、何を悟ったのか、そっとハンバーガーを半分に割って黙って私に差し出してくれた友達がいて…。
マクドナルドのハンバーガーを半分くれる小学生なんて世の中にいないですよね!しかも無言で…(ToT)
今でもその瞬間が忘れられなくて、、。
そういえば、彼は東大の理科二類に進学して、めちゃくちゃ優秀な人にしか出来ない内部進学で理科三類(医学部)に転入したって聞いたなぁ…。
医者という職業は、年間7000人程度しかならないので、名前で調べると大概出てくるので、なんとなく調べてみたらやっぱり判明!( ≧∀≦)ノ
昔と変わらない優しい笑顔で写っている写真に、なんだかホロッと…(ToT)
大倉くんは、俺なんか足元にも及ばないすげぇ医者になっていました。
医者って、成績が良いだけじゃダメなんだよなぁ…性格もずば抜けて良くないと。そんな理想の医者に同級生がなっていた喜び…。「自分もまだまだ頑張らないと!」と大倉くんに勝手に励まされた(特に意味はありませんが4月25日の)給料日でした。\(^o^)/