薬が足りてません…
このところ、ジェネリック医薬品メーカーの不祥事続きと、戦争による流通の滞りで、医薬品不足が起きています。
以下、記事より…
「ジェネリックにシフトして、膨らみ続ける医療費を縮小しようという国策は理解できます。今では先発品にこだわる人のほうが少数で「なぜこの人は先発品にこだわるのか」という思いを抱くほどです。医療経済的に国策は成功したともいえます。 しかし、経済的成功のために急ピッチでジェネリックを促進しすぎた副作用で、品質管理がおろそかになりました。もともとジェネリック・メーカーは、大手製薬会社に比べて体力がありません。急な生産の拡充で、至らないところが出てきたのです。 ジェネリックは製品特許であり、製造特許ではありません。どんな作り方でも主要成分さえ守っていれば、例えば「添加剤」は何を使ってもいいのです。ここに、品質管理の甘さが付け込む余地があります。使用される添加剤によっては、アレルギーを起こすこともあります。添加剤の作用によって効き方も影響されます。
21年には小林化工と日医工に業務停止命令が出されましたが、小林化工は業務停止命令の期間が明けても再開には至らず、工場などを別のジェネリック大手に譲渡しました。日医工は、5月13日に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請しました。」
効果が同じで価格が安い?…確かに大丈夫な物もありますけど、これまでジェネリック医薬品にしたら効果が落ちたとか、副作用が出たとか、ダメな物もかなりあるので、値段だけで決めないで、医師や薬剤師さんにご相談下さいませ。m(_ _)m
ちなみに、特許期間は今は10年です。せっかく開発しても、10年で他のメーカーに使われてしまうし、政策でどんどん薬価が下げられているので、製薬メーカーも調剤薬局も生き残りをかけて必死の状態だし、縮小縮小の政策のお陰で、今の日本では新薬の開発なんて全くできない状態です。
日本の政治は、コロナ禍でさんざん働けと言いながら、実は医療費削減の旗印のもと、どんどん医療業界の縮小を謀っていて、そろそろそのツケが患者さんに回ってきています。
私もそろそろ次の仕事、、ラーメン屋さんで修行しないとなぁ。_(^^;)ゞ