なぜそこに？

　「なぜそこに？」という番組。路線バスも行かないような山奥で暮らす人を取材する番組ですけど、「The！不便」しかない生活なのに、なぜか皆さんとっても素敵な笑顔！その方の人生をドキュメントで見せてくれるのですか、皆さん苦労なんて言葉では表せないくらいの地獄を経験されていて。
　
　昔の人は苦労して苦労して、そして、苦労が当たり前だから少しの幸せがとても幸せに感じられて。

　今の人は、苦労もしないで誰かが何とかしてくれるのを待つか、堪えられそうもなかったら、精神科で薬をたっぷりもらって…。

　人生はそれ自体が修行で、せっかく親からいただいた魂を、苦労して苦労して…そこで流した涙で磨いて、そのピカピカに磨いた魂を生まれ変わった次の世代に渡すために生きているのに。

　苦労すると、少しの事でも幸せに感じられるけど、幸せが当たり前だとそれ以上の幸せを求めるだけで、それが思うようにいかないと、本当はとても恵まれているのにとても不幸に感じて…。

　先日いらした20代前半の若い女性が、これでもかと思うほどの睡眠薬と安定剤、抗うつ剤を飲んでいるのを見て、若いうちに薬なんかに頼らないで、今の自分がどれだけ恵まれているかをしっかり理解して、苦労して苦労して、苦労することを自分が大きくなるための糧と感じて欲しいなぁ…。

　人里離れて自給自足で生きているのにすごく幸せそうな笑顔で生活しているのを見ると、本当に病気であれば仕方ないのですが、今の若者の安易に薬に頼る姿勢、安易に薬を出す医者にも違和感を感じて、これじゃこの子の治療のどこにゴールがあるのか、、番組を見ていてふと考えてしまいました。