今、5類はまずい!
コロナを現在の指定感染症の2類から5類に引き下げるかどうかの議論…。
インフルエンザと同じ扱いの5類に引き下げると、保健所の管轄ではなくなってインフルエンザと同じように我々開業医が診療するのですが、今そうなると、診断から治療、そして急変時の24時間対応から入院先探しと、ものすごい負担から発熱外来をやめてしまう先生も出てくることが懸念されます。(私もこれ以上の負担は無理かも…)
やはり2類のままにして、診断をした時点でリスクの少ない方には、(在宅療養を考慮して一週間分の咳止めや解熱剤)、ハイリスクの方には外来で出せるコロナの治療薬(厚労省で統一した処方薬)を投与、そして保健所と開業医と両者で見守る体制がよろしいかと…。
治療薬すら確立していない今の感染爆発状態からポ~ンと国や自治体から手放されると、開業医だけでは支えきれなくなって、逆に死者が増えるという結果になりかねません。
やはり今はオールジャパンで、開業医がコロナと診断した時点で統一した治療を開始できる体制作り、そして、野戦病院的な施設の拡充で、効率よく患者さんを診れる体制作りが急務でしょう。
インフルエンザのようなキチンとした治療薬が出来たら、その時には5類にしても大丈夫かと…。
… 5類にすると政治が関与しなくて良いので、ある意味、菅政権にとって都合の良いことに…。(こういう時はメディアが聞こえの良い情報で民意を誘導するのでご注意を!)