かかりつけの自覚
昨日は相模原メディカルセンターの当番医。
いきなり、かなりの貧血症状の吐血と下血の87歳の男性がいらしてびっくり!
メディカルセンターは、いわゆる一次救急なので、風邪や腹痛などの程度の方がいらっしゃる場所なので、「なんで救急車も呼ばずにこちらにいらっしゃったのですか?」と伺ったら、「心臓の手術をしていただいた相模原KD病院がかかりつけなのですが、そこに電話したらメディカルセンターに行けと言われたので。」って。
結局、そんな重い症状の高齢者をメディカルセンターで診れるわけもなく、相模原KD病院に連絡…。
最近のお医者様って、かかりつけという意識が低すぎる気がします。
自院の患者さんであれば、まずは自院で診て、どうしても満床で無理とか、専門の先生が日曜日でいないとかいう事になったら、自分で他の受け入れ先の病院にお願いするものなのですけどねぇ。
結局、15分間くらい受付の方に「朝、ご家族の誰が電話したのか?」とか、「吐血、下血は量はどれくらい出たのか?」とか、早く医者に代われば良いものをだらだらと色々聞かれて、、。
これでは患者さんが急変してしまうと考えて、電話を看護師に任せて、二次救急の当番病院である国立SG病院に並行して電話。あっさり受けて下さって助かりました。
…結局、相模原KD病院さんは、20分以上かけて最後にお医者様が電話に出られて丁重にお断りされたのですけどねぇ。(まあ、私が産まれた病院ですし、普段はとってもお世話になっているので、たまたまそういう対応だったのでしょうけど…。)
最近は責任感の強い熱い医者がいなくて困る…(ToT)