できない理由、できる理由
どんな仕事でもそうですけど、「できない理由」を探せば、それはもう湯水のごとく次から次へと涌き出てくるでしょうけれども、世の中で成功している人は、「できる理由」を探した人だと思っています。
コロナ禍で、患者さんを受け入れている全国の病院は、未曾有の感染症に対して、最初は手探り状態で本当に大変だったと思いますし、今でも、「できる理由」を模索しながら医療従事者としての使命感を持って逃げずに頑張り続けています。
開業医の組合である医師会としても、そういった病院さんの努力に報いるべく、開業医にできる仕事を、現実から逃げることなく、「できる理由」を模索しながら、地域で仕事をさせていただいている医師として、スピード感を持って行うべきであると常々私は考えています。
これから気温が下がってくると、ウイルスの動きが活発化してきて、インフルエンザと同様にコロナウイルスも暴れだす可能性があります。
都市部ではかなりの患者さんが出ているので、場所によっては集団免疫を獲得できている可能性も有りますけれども、相模原あたりはまだまだ患者さんの数が少ないために、都心から少しはなれた相模原のような場所こそ、この冬への備えがとても大切になってくると私は思っています。
それなのに、PCR検査とか抗原検査とか、コロナにかかっているのかどうかを検査出来る施設が相模原では本当に少ない…。開業医で検査ができる所もめちゃくちゃ少ないし、休日診療である相模原メディカルセンターでも、クラスターや職員の安全を考えて、いまだに消極的な姿勢を貫いています。
病院の先生方が必死に頑張っているのに、「できない理由」を探していない?…(ToT)
やたら検査をする必要はないと思いますけど、必要な人に検査ができていないのが相模原の今の現状です。
もう9月も終わります。
備えあれば患いなし。大きな病院さんもこれからクラスターなどが出て、機能しなくなる可能性もあるのですから、常に最悪の事を考えて「できる理由」を模索しないと。
写真は、清新一丁目の蕎麦屋「きしや」さんの鴨ざるそば。