魂年齢
木曜日に保育園2つと高校1つの学校検診に行ってきました。
内科医の私ですが、父が受け持っていた2つの保育園の園医を引き継いで、もう25年になります。
子供って本当に可愛い…。
この子達に何かあってはいけない!という思いで小児科の勉強をして頑張ってきましたが、医師会としては保育園の園医は小児科の先生が原則ということで、来年からは新規開業の小児科の先生に交代をしてもらうつもりでしたが…。
何気なく世間話をしている中で、園の職員の方が、「歯科の先生はいろいろ代わったけど、小児科の先生はずっと先生がいい!」なんて言い出して…。
医者冥利に尽きるのですけど、代わるって言いにくくなってしまって…。
やっぱり25年もやってるとお互いに慣れている方が良いですよねぇ。
高校は、今年度から初めての高校で、医師会から「前任の先生が辞めるので誰かいませんか?」と言われて、放っとけない私は「誰もいなかったら良いですよ!」なんて言ってしまって、そのまま私に…。
全部で5つの学校医をやっているのですが、私的には教育者を目指していた過去があるので、どこに行っても楽しいのですが、先生の中にも色々で…。
「先生なのにダメじゃん!」というのもいるし、「学生なのにすごいじゃん!」という子もいて、肉体ではなく、人間って魂年齢ってありますよねぇ。
魂は苦労して磨くもの!
たくさん泣いて、たくさん悲鳴をあげて頑張った人にしか見えない景色ってあると思うのですが、、医者にそういう人が少ないようでは困りますけど、成績だけで医者になる人が多いこのご時世。
「医者なのにダメじゃん!」ということのないように、私も含めて、後々、「さすが先生!あの時代をよく切り抜けたよねぇ!」と言われるように、今を頑張らねば!